ようさん《やうさん》 【養蚕】 ○[農]繭(マユ)を採る目的でカイコ(蚕)を飼い育てること。 養蚕行程は、孵化(フカ)・掃立(ハキタ)て・飼育・上蔟(ジョウゾク) ・収繭(シュウケン)・選別・繭毛羽の除去・出荷。 カイコは脱皮などにより、毛蚕(ケゴ)・稚蚕(チサン)(第1齢〜 第3齢)・壮蚕(ソウサン)(第4齢・第5齢)・熟蚕(ジュクサン)と呼ば れる。 「蚕飼(コガイ)」とも呼ぶ。 ◎春の季語。 ◎養蚕業 ◎養蚕の神:⇒おしらさま(おしら様) 給桑:⇒きゅうそう(給桑) ◎日本の主要な繭生産地は群馬県・福島県・埼玉県・長野県・ 茨城県など。 養蚕農家の数:1958(昭和33)群馬県8万4,470戸(日本一)がピ ークで、2001(平成13)には群馬県1,080戸。 ◎ふ化したカイコに最初のクワを与える時期により、春蚕(は るご,しゅんさん)・夏蚕(なつご,かさん)・秋蚕(あきご,しゅ うさん)と呼ぶ。秋蚕は初秋蚕・晩秋蚕・晩晩秋蚕に分けるこ ともある。 |