やがすり 【矢絣】 【矢飛白】 ◇[日]yagasuri/ya-gasuri ○絣柄(カスリガラ)の一種。 矢羽根(ヤバネ)の形を織(オ)り出したもの。 「やばねがすり(矢羽根絣,矢羽根飛白)」,「やはずがすり(矢筈 絣,矢筈飛白)」とも呼ぶ。 ◎尚武(ショウブ)の図柄で、大奥や武家屋敷で働く女性が用いた。 また、射(イ)った矢は「戻らない」ことから、江戸時代の嫁入 り道具に矢絣の着物が入っていた。 参照⇒とんぼ(トンボ,蜻蛉)(1) ◎明治・大正期の女学生の代表的な着物柄。 参照⇒えびちゃしきぶ(葡萄茶式部,海老茶式部) |