まいぎり《まひぎり》 【舞錐】 ○(1)三叉(ミツマタ)になった矛(ホコ)状の錐。 酒樽(サカダル)の呑口(ノミクチ)などをあけるのに用いる。 「回し錐(マワシギリ)」,「轆轤錐(ロクロギリ)」とも呼ぶ。 ○(2)穴の開いた横木の穴に錐の軸を通し、軸の上端と横木の 両端を一本の紐(ヒモ)でつないだもの。 横木を上下動させると、紐が軸に巻きついたり解けたりして 軸が回転する。 軸の下部に弾み車を付けて効率よく回転させるものもある。 「ポンプドリル(pump drill)」とも呼ぶ。 ◎古代では点火用具としても用いた。 参照⇒ゆみぎり(弓錐) |