ほうこうじゅ《はうかうじゆ》 【方孝孺】 ◇[中]Fang Xiaoru ○[人]中国明代初期の儒学者(1357〜1402)。字(アザナ)は希直・ 希古、号は正学・遜志、諡(オクリナ)は文正。浙江寧海の人。 宋濂(ソウ・レン)に学び、洪武帝(朱元璋)や建文帝(恵帝)に仕え、 侍講学士・文学博士となり、国政に参与し諸王の勢力を除きに かかる。 靖難の変で建文帝が自焚(ジフン)。燕王棣(テイ)(後の永楽帝)に 自らも捕らえられる。服従を拒絶し、永楽帝の詔勅起草に「燕 賊簒位」と大書し、一族800余人とともに処刑された。 著書は『遜志斎集』など。 |