ぬたりのき 【渟足柵】 ◇[日]Nutarinoki/Nutari no Ki ○[歴]飛鳥時代、日本海方面の蝦夷(エゾ)征討のため越後国に 設けられた前進基地。 木柵で囲まれた城柵で、柵戸(キノヘ,サクコ)と呼ばれる一種の屯 田兵的な民が守備していた。 647(大化 3)信濃川右岸に設置。現在の新潟市沼垂(ヌッタリ)付 近と推定されている。 廃止の時期は不明だが、 712(和銅 5)出羽国が設置されて間 もなく廃止された。 「ぬたりのさく(渟足柵)」とも呼ぶ。 ◎翌 648(大化 4)磐舟柵(イワフネノキ,イワフネノサク)が現在の新潟県村上 市岩船に設置。 参照⇒いわふねのき(磐舟柵) |