るざい 【流罪】 ○(1)罪人を遠方へ追放する刑罰。島流し。 ○(2)[歴]近世の遠島(エントウ)の別称。 ⇒えんとう(遠島) ○(3)[歴]律令制の五刑の一つ。罪人を遠い辺鄙な土地に送り、 その地を出ることを禁ずる。死刑に次いで重い刑罰。 遠流(オンル)・中流(チュウル)・近流(キンル)の三流(サンル)があり、流 刑地は京都を基準に決められ、遠流は伊豆・安房(アワ)・土佐・ 佐渡(サド)、中流は信濃(シナノ)・伊予(イヨ)、近流は越前・安芸(ア キ)。 参照⇒ごけい(五刑) ◎流罪に処せられた罪人は流人(ルニン)と呼ぶ。 |