だいがくにゅうがくしかくけんてい《だいがくにふがくしかくけんてい》 【大学入学資格検定】 ○[歴][教]中学卒業以上の者に対し、高等学校の教科履修の学 力の有無を検定し、文部科学大臣がその合格者に大学入学資格 を認定する制度。 学校教育法で大学の入学資格を高等学校卒業かそれと同等の教 育を受けた者と決められているが、この検定の試験に合格すれば 大学に進む資格が得られる。 必須科目21科目中の8〜9科目と、選択科目20科目中の3科目 の計11〜12科目に合格しなければならないが、1度に合格できな いときは不合格の科目のみ受験すればよい。 旧称は「大学受験資格検定」。 略称は「大検(ダイケン)」。 ◎1951(昭和26)発足。もとは経済的な理由などにより進学できな かった旧制中学校や新制中学校の卒業者の救済措置であった。 昭和60年代から高等学校の中退者が増え、受験者全体の約8割 を占めている。 1980(昭和55)受験者、3,116人・合格率40%。 1988(昭和63)受験者、1万3,675人・合格率29.7%。 1992(平成 4)受験者、2万人を超える。 2005. 8.(平成17)高等学校卒業程度認定試験に衣替え。 参照⇒こうとうがっこうそつぎょうていどにんていしけん (高等学校卒業程度認定試験) |