ごうむね《ごふむね》 【乞胸】 ○[歴]江戸時代、編笠(アミガサ)をかぶり市中の辻(ツジ)で芸など をして銭(ゼニ)を乞(コ)うた乞食(コジキ)芸人の集団。 浅草寺の裏の奥山(オクヤマ)や両国広小路などで、辻噺(ツジバナシ) ・辻講釈・物まね・あやつり・綾取(アヤトリ)・猿若(サルワカ)・江戸 万歳(マンザイ)・辻放下(ツジホウカ)などを演じた。 「合棟(ゴウムネ)」とも書く。 ◎当時、乞食は非人(ヒニン)に扱われ、乞胸は非人ではないが芸 能を統轄する非人頭の配下にあった。 参照⇒ひにんよせば(非人寄場) |