えいじはっぽう《えいじはちぱふ》 【永字八法】 ○書法伝授法の一法。 漢字の筆の運び方の八種すべてが「永」の一字で修練できると いう運筆法。 「永」には側(ソク)(点)・勒(ロク)(横画<ヨコカク>)・努(ド)(縦画<タテ カク>)・「(走繞+「曜」-「日」)(テキ)」(撥<ハネ>)・策(サク)(短横画)・掠 (リャク)(*1)・啄(タク)(*2)・磔(タク)(捺<右払い>)の八種すべてが 備わっているという。 ◎(*1)「(手偏+「敝」)(ヘツ)」:(右上から左下への)左払い。 (*2)短ヘツ:短い左払い。 ◎後漢の蔡(「巛」冠+「邑」)(Cai Yong)(サイ・ヨウ)の創始という。 参照⇒さいよう(蔡ヨウ) |