ぽちょむきんごうのはんらん《ぽちよむきんがうのはんらん》 【ポチョムキン号の反乱】 ◇[露]Potyomkinskoe Vosstanie ○[歴]第1次ロシア革命で、ロシア黒海艦隊所属の戦艦ポチョ ムキン号の水兵が起こした反乱。 1905. 1.22(明治38)(ロシア暦 1. 9)血の日曜日事件が起き、 一連の革命運動の高揚(コウヨウ)に刺激されものだが、上官はウジ 虫入りのスープを水兵に与え、飲まない者は銃殺すると脅(オド) したことに始まる。 同年6月14日オデッサの労働者のストライキに呼応して、水 兵が反乱を起こし、赤旗を掲げて軍港オデッサに入港。 結局、他艦との合流に失敗して孤立し、水兵の多くはルーマ ニア、遠くはカナダ・アメリカ・ブラジルなどに亡命した。極 わずかの者は帰国したが、死刑・懲役(チョウエキ)に科(カ)せられた。 ◎皇帝側であるべき軍の最初の大衆的行動としてロシア革命に おける重要な事件であった。また、各国政府に与えた衝撃も大 きかった。 ◎映画:⇒せんかんぽちょむきん(戦艦ポチョムキン)(2) |