ぞうちょうてん《ぞうちやうてん》 【増長天】 ◇[梵]Virdhaka ○[仏]四天王の一つ。須弥山(シュミセン)の中腹(第四階)南方に住 し、世界の南方を守護するインドの神。自他の善徳根を増長さ せる赤身の武神。甲胄(カッチュウ)を着けた忿怒(フンヌ)の武将形に表 され、右手に鉾(ホコ)・刀などを持ち、左手は肘(ヒジ)を曲げて 腰に当てて立つ。鳩槃荼(クハンダ)を足の下に踏み従えている。 正しくは「ぞうじょうてん(増長天)」で、単に「ぞうちょう(増 長)」とも呼ぶ。 〈眷属〉 鳩槃荼:⇒くはんだ(鳩槃荼) |