しう 【死有】 ◇[梵]marana-bhava、「有」は生存のこと。 ○[仏]四有(シウ)の一つ。 衆生(シュジョウ)が寿命が尽きて死のうとする瞬間。 参照⇒しう(四有) ------- 【四有】 ◇[梵]catvaro bhavah、「有」は生存のこと。 ○[仏]有情(ウジョウ)(生きとし生けるものすべて)が輪廻(リンネ)転 生(テンショウ)する過程の四つの段階。 <1>生有(ショウウ):生を受けた瞬間。 <2>本有(ホンヌ,ホンウ):生存している状態。 <3>死有(シウ):臨終(リンジュウ)(死)の瞬間。 <4>中有(チュウウ):次の生を得るまでの状態。 ◎『倶舎論』などで説かれている。 |