しいばそん《しひばそん》 【椎葉村】 ◇[日]Shiba Son/Shi'iba Son ○宮崎県北西部、東臼杵郡(ヒガシウスキグン)の村。 耳川(ミミカワ)上流部の九州山地にある山村。大部分は林野で林 業が主。 他から隔絶されていて、平家の隠田(オンデン)集落と伝えられ る。平氏追討の源氏那須大八郎が平氏の鶴富姫との間に残した 遺児が那須姓を名乗り、この地を支配したという伝説があり、 重要文化財の鶴富屋敷が残る。 民謡『稗搗節(ヒエツキブシ)』の里で知られる。 〈面積〉 536.20平方キロメートル(境界画定前)。 537.34平方キロメートル(境界画定後)。 〈人口〉 2000(平成12)3,769人。 ◎1955(昭和30)耳川にアーチ式ダムでは日本初の上椎葉(カミシイバ) ダムが完成し、尾八重(オハエ)地区が水没。 2010. 8.(平成22)熊本県球磨郡(クマグン)水上村(ミズカミムラ)との 境界確定の合意予定。 ◎中世末期は那須氏領。 江戸時代は天領。のち、南の米良荘(メラノシヨウ)とともに人吉藩 (ヒトヨシハン)領。 |