げた 【下駄】 ○(1)木製の履物(ハキモノ)の一種。 木の台(板)の下面に二枚の歯を付け、前と左右に穴を開けて 鼻緒(ハナオ)をすげ、その鼻緒を足の第一指(親指)と第二指の間 にはさみ入れて履(ハ)くもの。 差歯(サシバ)のほかに、一つの木材から歯の付いた状態に切り 抜くこと(連歯<レンシ>)もある。また、一本歯や三枚歯のものも ある。 参照⇒いっぽんば(一本歯),はなお(鼻緒),たげた(田下駄), つまかわ(爪皮,爪革) ◎子供の遊びの天気占いにも使用する。 下駄をつっかけた足を振り上げ、飛んで落ちた下駄が上向き なら「晴れ」、横向きなら「曇り」、裏返ったら「雨振り」とする。 俳句:雪の朝/二の字二の字の/下駄の跡:捨女(ステジョ)六 歳に詠(ヨ)んだ句。 ○(2)[印]⇒ふせじ(伏せ字,伏字)(2) ○(3)(転じて)実際より高くまたは多く見させるための物。 ◎下駄をはかせる ○(4)[食]握り寿司をのせる足のある木製の板。 |