[1]あざな 【字】 ○(1)[漢]生れたときに付けられた名(本名)の他に付ける別名 ・呼び名。 男子は元服(二十歳)のときに冠(カンムリ)をして、女子は婚約し たときに笄(コウガイ)をして字を付ける。 字は相手に敬意を表すもので、通常は字を使い、格式ばった ときや目上の人には名を用いる。 参照⇒はいこう(排行)(2) ◎仲尼(チュウジ)(孔子の字)。 『礼記』曲礼上:「男子二十冠而字」。 ○(2)[国]日本で古くから、文人・学者が中国に習って字を用 いた、本名以外に付ける名前。あだな(綽名,渾名,仇名)。 参照⇒がごう(雅号) |