単語 |
訳語 |
ざっしょのくまいせき《ざつしよのくまゐせき》 |
【雑餉隈遺跡】 ○[歴]福岡県福岡市博多区にある弥生時代早期から前期(紀元 前5〜3世紀)の遺跡。 朝鮮半島製とみられる副葬品の有柄式磨製石剣3本が発見さ れている。 |
ざっせつ |
【雑節】 ○[暦]二十四節気以外に季節の移り変わりの目安として設けら れた特定の日または期間の総称。 節分(セツブン)・八十八夜(ハチジュウハチヤ)・入梅(ニュウバイ)・半夏生 (ハンゲショウ)・二百十日(ニヒャクトオカ)・二百二十日(ニヒャクハツカ)・土用 (ドヨウ)・彼岸(ヒガン)・社日(シャニチ)など。 八十八夜や二百十日は立春を起算日としている。 参照⇒せつぶん(セツブン),にじゅうしせっき(二十四節気),し ちじゅうにこう(七十二候) ◎半夏生(ハンゲショウ)は梅雨(ツユ)明け、二百十日は台風が来やす いなど、農業や漁業の目印に使われていた。 参照⇒はんげしょう(半夏生)(1) |
ざってる |
【ザッテル】 ◇[独]Sattel(鞍) ○[地]アルプス山脈にある高峰モンテ・ローザ(Monte Rosa)の 一峰。標高4,359メートル。 参照⇒もんてろーざ(モンテ・ローザ) |
ざっはとるて |
【ザッハトルテ】 【ザッハ・トルテ】 ◇[独]Sacher Torte ○[食]チョコレート・ケーキの一種。 チョコレートで風味付けしたスポンジケーキの間にアプリコッ トジャムを挟み、表面全体をチョコレートでコーティングした もの。 無糖のホイップした生クリームを添えて食べる。 ウィンナーコーヒーとともにウィーン名物の一つ。 「ザッハートルテ」とも呼ぶ。 ◎フランツ・ザッハー(Franz Sacher)が創作。 |
ざっはりっひ |
【ザッハリッヒ】 ◇[独]sachlich ○[形][哲]⇒ざはりひ(ザハリヒ)(4) |
ざっはー |
【ザッハー】 ◇Franz Sacher(フランツ・ザッハー) ○[人]オーストリアの菓子職人(1816〜1907)。 チョコレート菓子のザッハトルテ(Sacher Torte)を創作。 |
ざっはーとるて |
【ザッハートルテ】 【ザッハー・トルテ】 ◇[独]Sacher Torte ○[食]⇒ざっはとるて(ザッハトルテ,ザッハ・トルテ) |
ざっぴょう《ざつぴやう》 |
【雑兵】 ○⇒ぞうひょう(雑兵) |
ざっぴんぐ |
【ザッピング】 ◇[英]zapping ○[放]テレビ視聴の際、番組やコマーシャルの途中に、リモコ ンを使って別のチャンネルへ次々とすばやく切り替えること。 |
ざっへ |
【ザッヘ】 ◇[独]Sache ○(1)物・物品。 ○(2)事・事柄。 ○(3)本題。問題。 ○(4)目的・目標。 ◎形容詞は「ザハリヒ(sachlich)」。 |
ざっぽう《ざつぱう》 |
【雑袍】 ○[服]⇒のうし(直衣) |
ざてんし |
【座天使】 ◇[英]thrones ○[宗]天使の9階級(nine choirs)で、第3階級の天使。 参照⇒てんし(天使)(2) ◎「スローン(throne)」は「玉座」の意味。 |
ざとう |
【座頭】 ○(1)[古]一座の長。座頭(ザガシラ)。中世、商業・芸能などの 座の長。 ○(2)[歴]中世以降、盲人の琵琶(ビワ)法師の保護のために幕府 公認で設けられた当道座(トウドウザ)における盲官(モウカン)の一つ。 勾当(コウトウ)の下位、衆分(シュブン)の上位にあるもの。 一般の芸能人と同席して演奏する時は、必ず上座につくこと から座頭と呼ばれた。 参考⇒とうどう(当道)(3),もうかん(盲官) ○(3)[古]当道座に属する僧形(ソウギョウ)の盲人の総称。 中世には琵琶法師の通称となった。近世には琵琶・箏(ソウ)・ 三味線などを弾いて、歌曲・語り物を演じる者、按摩(アンマ)・ 鍼(ハリ)、さらには金融業を営む盲人の総称となった。 江戸時代の当道座の座頭は多額の金を保持しており、高利貸 を営なみ、その貸付金は「座頭金(ザトウガネ)」といった。 (2)の官位も事実上売買されていた。 「座頭の坊」とも呼ぶ。 ○(4)(転じて)目の不自由な人。 ○(5)[哺]ザトウクジラ(座頭鯨)の略称。 ⇒ざとうくじら(ザトウクジラ,座頭鯨) ○(6)[劇]⇒ざとうもの(座頭物) |
ざとういち |
【座頭市】 ○(1)[映]勝新太郎(カツ・シンタロウ)が主演した、子母沢寛(シモザワ・カン) 原作の座頭物シリーズ映画。 参照⇒ざとうもの(座頭物) ◎1962(昭和37)『座頭市物語』〜1973(昭和48)『新座頭市物語 /笠間の血祭り』、全26作。 ◎2003(平成15)北野武監督作でリメイク。 ○(2)[TV](1)をテレビ化した『新・座頭市』シリーズ。 ◎1976〜1977(昭和51〜昭和52))第一期、放送。 1978(昭和53)第二期、放送。 1979(昭和54)第三期、放送。 |
ざとうもの |
【座頭物】 ○[劇]座頭のしぐさを滑稽(コッケイ)・諧謔(カイギャク)化した狂言の 一つ。 単に「座頭」とも呼ぶ。 「丼礑(ドブカツチリ)」,「月見座頭」,「うかれ座頭」,「ひょっくり座 頭」,「江の島座頭」など。 参照⇒ざとう(座頭)(3),ざとういち(座頭市) |
ざなどぅ |
【ザナドゥ】 ◇Xanadu ○[文]イギリスの詩人コールリッジ(S.T.Coleridge)が『クブ ラ・カーン(Kubla Khan)』で快楽の宮として描いた理想郷。 モデルは中国の中国の元朝初代皇帝フビライ(Khubilai)(忽 必烈汗)の夏の離宮で、マルコ・ポーロ(Marco Polo)が『東方 見聞録(Il Milione)』でシャンドゥー(上都)として ヨーロッパに紹介したもの。 参照⇒[2]じょうと(上都) |
ざなーな |
【ザナーナ】 ◇zanana ○[建]インドのモスク・宮殿や住居にある、女性のための小部 屋。 屋内に設けられ、二階部分に透かし窓があって一階部分を覗 (ノゾ)くことができる。 |
ざはりひ |
【ザハリヒ】 ◇[独]sachlich ○(1)[形]事実にもとづいた、実質的な。 ○(2)[形]客観的な、冷静な。 ○(3)[形]実用的な、機能的な。 ○(4)[形][哲]即物的。 「ザッハリッヒ」とも呼ぶ。 ◎名詞は「ザッヘ(Sache)」。 |
ざはろふ |
【ザハロフ】 ◇Basil Zaharoff(バージル・ザハロフ)。 ○[人]イギリスの実業家(1850〜1936)。トルコ生れ。父はロシ ア人、母はギリシア人の混血。 1877(明治10)軍需会社に関係し、トルコ・スペインなどに兵 器を売り込む。1890年代、イギリスのビッカース・マクシム会 社を手中にし、ドイツのクルップ社やフランスのシュネーデル 社など諸国の軍需会社重役も兼ねる。 第一次世界大戦前後、国際的な軍艦兵器請負業者・政商とし て活躍して巨富を築き、功績によりイギリスからナイト(騎士) の称号を贈られて帰化。 のち銀行・石油業・モンテカルロ賭博場(トバクジョウ)にも関係 した。 「死の商人」とも呼ばれる。 ◎ビッカース事件:⇒しーめんすじけん(シーメンス事件) |
ざば |
【ザバ】 ◇[ポーランド語]zaba、[スロバキア語]zaba、[スロベニア語] zaba、[チェコ語]zaba、[英]frog ○[両]カエル(蛙)。 ⇒かえる(カエル,蛙,蛤,蝦) |
194件中81~100番目の20件表示