ぐびじん 【虞美人】 ◇[中]Yu Meiren ○[人]中国秦代末期の楚(ソ)王項羽(Xiang Yu)(コウ・ウ)の寵姫(チョ ウキ)(愛人)。 BC. 202年、劉邦(Liu Bang)(リュウ・ホウ)(漢の高祖)の軍に垓下 (Gaixia)(ガイカ)を包囲された項羽は、四面楚歌(simian Chuge) (シメンソカ)の中で天命すでに尽きたと思い感嘆の詩「……時(トキ)利 (リ)あらず……、虞や虞や若(ナンジ)をいかんせん(虞兮虞兮奈若 何)」を作ったとき、虞美人はこれに和(ワ)して舞い、頸部を切っ て自殺したと言う。 「虞氏(Yu Shi)」,「虞姫(Yu Ji)(グキ)」とも呼ぶ。 ◎安徽省(Anhui Sheng)(アンキショウ)定遠(Dingyuan)の東方に墓が ある。 参照⇒ぐびじんそう(虞美人草)(1) |