ぜいちく 【筮竹】 ◇[英]divining sticks ○易(エキ)の占(ウラ)いに用いる竹製の細い棒。 長さ約40センチメートルで、上部は円く、下部は四角くなっ ている。普通五十本で一組。 昔、メドハギ(蓍萩)の茎を用いたので「めどき(筮,蓍)」,「め どぎ(筮,蓍)」とも呼ぶ。 ◎全部を左手に持ち、右手でその中から一本を太極(タイキョク)と して取り除いて筮筒に立てる。 残りを左右の手で扇状に開いて無心に二分し、右手のものを 下に置き、その中の一本を取って左手の無名指(クスリユビ)と小指 との間に挟(ハサ)む。 左手にあるものを春夏秋冬と念じながら右手に二本づつ八本 を移すことを繰り返し、残った本数(0〜7本)が下卦(ゲカ)と 呼び、算木(サンギ)に表す。 街頭の占い師では太極を襟首(エリクビ)の所に挿したりもする。 |