ずいじん 【随身】 ○(1)身辺に付き従うこと。またその人。おとも。おつき。 「ずいしん(随身)」とも呼ぶ。 ○(2)[歴]平安時代以降、高貴な人が外出時に勅宣によって賜 わった警護の任にあたる舎人(トネリ)。 弓矢を持ち太刀を帯びた左右近衛府の武官が随従した。 定員は太上天皇には14人、摂関10人、大臣・大将8人、納言 (ナゴン)・参議6人、中将4人、少将2人、衛門・兵衛の督(カミ) 4人、その佐(スケ)2人など。 ○(3)随身門に安置されている、神社を守る左右一対の神像。 冠をつけ闕腋袍(ケツテキノホウ)を着て兵仗(ヒョウジョウ)を帯(オ)び、 矢大神(ヤダイジン)・左大神(サダイジン)と呼ばれる。 参照⇒やだいじん(矢大神,矢大臣) |