かい《かひ》 【甲斐】 ◇[日]Kai ○(1)[歴]旧国名。東海道十五ヶ国の一国。現在の山梨県。 中世、源氏の一族武田氏が守護。 近世では、初め江戸幕府直轄領であったが、一時柳沢吉保が 封ぜられ、のち直轄領に戻り甲府勤番が置かれる。 1871(明治 4)山梨県となる。 「こうしゅう(甲州)」,「甲陽(コウヨウ)」とも呼ぶ。 ◎国名は「峡(カイ)」からという。 ◎甲斐犬(カイケン) ○(2)⇒かいし(甲斐市) ------- 【峡】 【峽】 ○[地]あいだ。ことに山と山の間。 参照⇒かい(甲斐) ◎「交(カイ)」と同じ語源。 |