単語 |
訳語 |
ぞうしゅ《ざふしゆ》 |
【雑修】 ○[仏]⇒ざっしゅ(雑修) |
ぞうしょう《ざうしやう》 |
【蔵相】 ○[歴]大蔵大臣(オオクラダイジン)の略称。 |
ぞうじょうてん《ぞうぢやうてん》 |
【増長天】 ○[仏]四天王の一つ。 ⇒ぞうちょうてん(増長天) |
ぞうじるしまほーびん《ざうじるしまほーびん》 |
【象印マホービン】 ◇[英]Zojirushi Corporation ○[経]家庭用調理器具・生活家電製品や魔法瓶などの製造・販 売会社。 本社は 大阪府大阪市北区天満。 ◎1918. 5.10(大正 7)市川兄弟商会として創業。 1948.12.29(昭和23)株式会社協和製作所に改組して魔法瓶の 製造・販売を開始。 1953(昭和28)協和魔法瓶工業株式会社と社名変更。 1961(昭和36)象印マホービン株式会社と社名変更し、トレー ドマークに象を採用。 |
ぞうすい |
【増水】 ○(1)水量が増すこと。 ⇔げんすい(減水) ◎大雨で川が増水する。 ○(2)川の水位が高くなること。 「高水(タカミズ)」とも呼ぶ。 |
ぞうずさん《ざうづさん》 |
【象頭山】 ◇[日]Zozu San ○(1)[地]香川県中西部にある琴平山(コトヒラヤマ)の別称。 ⇒ことひらやま(琴平山) ○(2)[仏]⇒がやさん(伽耶山) |
ぞうずせん《ざうづせん》 |
【象頭山】 ◇[日]Zozu Sen ○[仏]⇒がやさん(伽耶山) |
ぞうせん《ざうせん》 |
【造船】 ○[海]船を設計し、建造すること。 ◎造船所 ◎1977(昭和52)造船設備の総量規制、開始。 2001(平成13)年度の国内造船会社の新造船受注量が797万ト ン(標準貨物船換算)(前年比24.3%増)となり、韓国の受注量 641万トン(前年比38.4%減)を抜き、3年ぶりに世界一となる。 2003. 3.15(平成15)国土交通省、造船設備の総量規制を4月 から廃止する方針を発表。 〈造船・重機大手5社〉 三菱重工業・川崎重工業・IHI(旧:石川島播磨重工業)・ 三井造船・住友重機械工業。 |
ぞうせんぎごく《ざうせんぎごく》 |
【造船疑獄】 ○[歴]1953(昭和28)から翌年にかけての政府・与党自由党に対 する海運・造船業界の贈収賄をめぐる疑獄事件。 1954. 2.23(昭和29)衆議院は自由党副幹事長の有田二郎の汚 職容疑による逮捕許諾請求を期限付で許諾。つづいて衆議院・ 参議院で4議員の逮捕が許諾され、自由党政治家が取り調べを 受けたが、第五次吉田茂内閣の犬養健法務大臣は 4.21検事総 長に対し指揮権を発動。自由党幹事長佐藤栄作ら党幹部に対す る逮捕要求が阻まれ、捜査は打ち切られて事件の真相は解明さ れずに終った。 4.22犬養は法務大臣を辞職し、吉田内閣から民心が離れて いった。 ◎1954. 1. 5(昭和29)外航船舶建造融資利子補給法が公布され、 計画造船の割当をめぐり、海運・造船会社が政界の実力者に贈 賄したもの。 山下汽船幹部ら6名が起訴されたが捜査が不可能となり、事 件はもみ消された。 1954.12. 9(昭和29)吉田内閣、総辞職。 参照⇒しょうわでんこうじけん(昭和電工事件) |
ぞうたい《ざうたい》 |
【造替】 ○[建](神社・仏閣を)つくりかえること。 ◎式年造替 |
ぞうちょう《ざうてう》 |
【象鳥】 ◇[英]elephant bird ○[歴][鳥]⇒えぴおるにす(エピオルニス) |
ぞうちょう《ぞうちやう》 |
【増長】 ○(1)程度が次第(シダイ)にはなはだしさを加えること。 ○(2)つけ上がっておごりたかぶること。高慢(コウマン)。 ○(3)[仏]⇒ぞうちょうてん(増長天) |
ぞうちょうてん《ぞうちやうてん》 |
【増長天】 ◇[梵]Virdhaka ○[仏]四天王の一つ。須弥山(シュミセン)の中腹(第四階)南方に住 し、世界の南方を守護するインドの神。自他の善徳根を増長さ せる赤身の武神。甲胄(カッチュウ)を着けた忿怒(フンヌ)の武将形に表 され、右手に鉾(ホコ)・刀などを持ち、左手は肘(ヒジ)を曲げて 腰に当てて立つ。鳩槃荼(クハンダ)を足の下に踏み従えている。 正しくは「ぞうじょうてん(増長天)」で、単に「ぞうちょう(増 長)」とも呼ぶ。 〈眷属〉 鳩槃荼:⇒くはんだ(鳩槃荼) |
ぞうなんちく《ざうなんちく》 |
【蔵南地区】 ◇[中]Zangnan Diqu ○⇒さんなんちく(山南地区) |
ぞうのおり《ざうのおり》 |
【象のオリ】 ◇[英]Elephant Cage ○(1)[俗][歴]沖縄県中頭郡(ナカガミグン)読谷村(ヨミタンソン)にあっ たアメリカ軍楚辺(ソベ)通信所の俗称。 鉄塔30本、直径200メートル、高さ37メートル。 参照⇒そべ(楚辺) ○(2)[俗](転じて)通信傍受のための円形アンテナ施設一般。 防衛省(旧:防衛庁)では鳥取県の美保、北海道の東千歳、鹿 児島県の喜界島(キカイジマ)に設置。 |
ぞうはん《ざうはん》 |
【造反】 ◇[中]zaofan ○(体制や権威に)反逆(ハンギャク)・謀反(ムホン)する。批判・抵抗 する。 ◎中国の文化大革命のスローガン「造反有理」で日本に知られ、 日本でも使用されるようになった。 参照⇒ぞうはんゆうり(造反有理) |
ぞうはんゆうり《ぞうはんいうり》 |
【造反有理】 ◇[中]zaofan youli ○(体制や権威に)反逆するにはそれなりの道理があるというこ と。 ◎1939(昭和14)毛沢東(モウ・タクトウ)が演説に用い、『毛沢東語録』 に収録されている言葉。 文化大革命のスローガンとして紅衛兵が盛んに用いた。 |
ぞうひびょう《ざうひびやう》 |
【象皮病】 ◇[英]elephantiasis(エレファンタイシス) ○[病]旋尾線虫目(Spirurida)旋尾線虫亜目(Spirurina)フィラ リア上科(Filarioidea)の寄生虫フィラリア(filaria)(糸状虫) の感染症。 母虫がリンパ系に寄生して、皮膚や皮下組織にリンパ液が慢 性的に鬱滞(ウッタイ)し、患部が腫脹(シュチョウ)・硬化してゾウの皮 膚のように変形する病気。 感染すると患部が発赤(ハッセキ)して発熱・悪寒(オカン)を伴って フィラリア症(filariasis)となり、慢性・重症化して象皮病に いたる。 初期治療はクエン酸ジエチルカルバマジン(diethylcarbama- zine citrate)を投与してフィラリアを駆除し、象皮が発生し たら副腎皮質ホルモン剤を投与する。 下肢、男性の陰嚢(インノウ)、女性の外陰部に多く起こる。 乳糜尿(ニュウビニョウ)・陰嚢水腫(スイシュ)を伴うこともある。 熱帯・亜熱帯地方に多く、カ(蚊)が媒介。日本ではかつて九 州の一部で風土病としてみられた。 |
ぞうひょう《ざふひやう》 |
【雑兵】 ○(1)身分の低い兵士・兵卒。 「ざっぴょう(雑兵)」,「陣笠(ジンガサ)」とも呼ぶ。 また、「足軽(アシガル)」とほぼ同意語であるが「足軽・雑兵」の ように併称され、足軽よりやや格下(カクシタ)。 参照⇒あしがる(足軽) ○(2)(転じて)地位・身分の低い下級の者。下っ端(シタッパ)。 「ざっぴょう(雑兵)」,「陣笠」とも呼ぶ。 |
ぞうひょうものがたり《ざふひやうものがたり》 |
【雑兵物語】 ○[歴]江戸初期の兵法書。二巻。作者未詳。 雑兵三十人の戦場での体験談(功名談・失敗談・見聞談)の形 式で、東国方言(口語)を用いて記述した、戦場での心得(ココロエ)。 ◎1683(天和 3)以前の成立で、著者は高崎藩主松平信興と目さ れている。 1846(弘化 3)刊行。 ◎江戸初期の貴重な口語資料となっている。 |
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