単語 |
訳語 |
せあかごけぐも |
【セアカゴケグモ】 【背赤後家蜘蛛】 ◇[学]Latrodectus hasseltii ○[動]真正クモ目(Araneae)ヒメグモ科(Theridiidae)ゴケグモ 属(Latrodectus)の毒クモ。熱帯アジア・オースロラリア原産。 メスは体長7〜10ミリメートル。全体が黒色で。腹部の背面 に目立った赤色の縦条がある。 オスは体長4〜5ミリメートル。腹部背面は灰白色で中央に 縁取りのある白い斑紋がある。 攻撃性はなく、毒性はハチなどと同じ程度で、かまれると痛 み・発汗・吐き気などの症状が表れ、子供や高齢者は重篤化す る場合もあり、死亡例もある。 特定外来生物で、関東以南の各地の枯れ草・排水溝やマンホ ールなどで発見されている。 ◎1995(平成 7)大阪府高石市で発見。 |
せあらしゅう《せあらしう》 |
【セアラ州】 ◇[葡]Estado de Ceara、[英]Ceara State ○ブラジル北東部の州。 州都はフォルタレザ(Fortaleza)。 |
せい |
【成】 ◇[中]Cheng ○[歴]五胡十六国の一国( 304〜 347)。 チベット系のテイ(「低」-「人」偏)族の李特(Li Te)が 302年西 晋(Xi-Jin)(セイシン)の内乱に乗じて蜀(四川省)を中心に建国。 304年、その子李雄(Li Xiong)が成都(Chengdu)に都して成 王を称し、 306年帝位につき国号を大成(Dacheng)(のちに 338 年漢)とする。四川・陝西・雲南方面を領有。李雄の死後 衰え、五世で 347年東晋(Dong-Jin)の桓温(Huan Wen)に滅ぼさ れた。 「成漢(Cheng-Han)(セイカン)」,「蜀(Shu)(ショク)」,「後蜀(Hou-Shu) (コウショク)」とも呼ぶ。 〈歴代王・帝〉 李特(始祖)。 李流(Li Liu)(秦文王)。 李雄(武帝,太宗): 304〜 334。 李班(Li Ban)(哀帝): 334〜 334。 李期(Li Qi)(廃帝): 334〜 337。 李寿(Li Shou)(昭文帝): 338〜 343。 李勢(Li Shi)(後帝): 343〜 347。 ◎「漢」は匈奴の前趙(Qian-Zhao)( 304〜 329)の国号でもある。 |
せいあぐねす |
【聖アグネス】 ◇[英]Saint Agnes/St.Agnes ○[宗]キリスト教の聖人(AD. 292〜304. 1.21)。 13歳で殉教。 AD. 354、ローマ・カトリック教で女性として最初に聖人に 序せられる。。 ◎聖アグネス祭前夜(Eve of St.Agnes):1月20日。 少女の夢に未来の夫(結婚相手)の啓示があるという。 |
せいあつ |
【征圧】 ○征服して押さえつけること。 ------- 【制圧】 ○威力・武力などで、相手の勢力・気力・自由を押さえつける こと。 ◎類語:参照⇒ちんあつ(鎮圧)(1) |
せいあのけん |
【井蛙の見】 ○[諺]⇒いのなかのかわずたいかいをしらず(井の中の蛙大海 を知らず) |
せいあん |
【西安】 ◇[中]Xi'an ○⇒せいあんし(西安市) |
せいあんか《せいあんくわ》 |
【生安課】 ○警察署の生活安全課の略称。 ⇒せいかつあんぜんか(生活安全課) |
せいあんし |
【西安市】 ◇[中]Xi'an Shi、[英]Xian City ○中国中北部、陝西省(Shangxi Sheng)(センセイショウ)中南部にある 省都。 古称は「長安(Chang'an)(チョウアン)」。 「シーアン市(西安市)」とも呼ぶ。 〈面積〉 3,547平方キロメートル(区部)。 9,983平方キロメートル(管轄全域)。 〈人口〉 1957(昭和32)131万人。 1987(昭和62)258万人。 2004(平成16)518万人(区部)、727万人(管轄全域)。 〈管轄9区〉 未央区(Weiyang Qu)。 蓮湖区(Lianhu Qu)。 新城区(Xincheng Qu)。 碑林区(Beilin Qu)。 (三水偏+「覇」)橋区(Baqiao Qu)。 雁塔区(Yanta Qu)。 閻良区(Yanliang Qu)。 臨潼区(Lintong Qu)。 長安区(Chang'an Qu)。 〈管轄4県〉 藍田県(Lantian Xian)(ランデンケン)。 周至県(Zhouzhi Xian)。 戸県(Hu Xian)。 高陵県(Gaoling Xian)。 |
せいあんでれ |
【聖アンデレ】 ◇[英]St.Andrew ○[人]キリスト十二使徒の一人(?〜AD. 60ころ)。 ペテロ(シモン)([英]Simon Peter)の兄弟。 スコットランドの守護聖人。 祭日は11月30日。 「聖アンドルー」とも呼ぶ。 参照⇒じゅうにしと(十二使徒) |
せいあんどるー |
【聖アンドルー】 ◇[英]St.Andrew ○[人]⇒[2]あんだーそん(アンダーソン) |
せいあんどるーじゅうじ《せいあんどるーじふじ》 |
【聖アンドルー十字】 ◇[英]St.Andrew's cross/saltire ○×型十字。 ◎青地に白十字はスコットランドの旗章。 アイルランドの旗章は白地に赤十字で、「聖パトリック十字」 と呼ぶ。 ◎「聖アンドルー(聖アンデレ)」はスコットランドの守護聖人。 |
せいいき《せいゐき》 |
【西域】 ◇[中]Xiyu ○中国人が古くから西方地域のオアシス諸国を総称して呼ぶ地 域名。 その範囲は時代により広狭さまざまで一定しないが、大体ト ルキスタン(現在の新疆<シンキョウ>ウイグル自治区)を中心とした 地域を指した。狭義には中国の勢力が及んだ地域で、広義には 中央アジアからペルシア・小アジア・シリア・インド・チベッ トさらにエジプトまでを含めることもある。 この地方は東西交易の通路にあたり、文化の伝播に大きな役 割を果たした。また、東西交易の確保と遊牧民の牽制のため、 中国諸王朝と北方遊牧民との争奪の地となった。 「さいいき(西域)」,「西蕃(Xifan)(セイバン)」とも呼ぶ。 ◎漢代には玉門関(Yumenguan)(ギョクモンカン)より西方の地域を指 した。 |
せいいきき《せいゐきき》 |
【西域記】 ◇[中]Xiyu Ji ○[歴]大唐西域記(ダイトウサイイキキ)の略称。 ⇒だいとうさいいきき(大唐西域記) |
せいいきとごふ《せいゐきとごふ》 |
【西域都護府】 ◇[中]Xiyu Duhufu ○[歴]古代中国の漢代、西域統治のために置かれた機関。長官 は西域都護。 BC. 60年、前漢(Qian Han)の宣帝(Xuan Di)の時に烏塁城 (Wuleicheng)(ウルイジョウ)に設置(都護府の始まり)。 「さいいきとごふ(西域都護府)」とも呼ぶ。 参照⇒とごふ(都護府),うるいじょう(烏塁城,烏壘城),あん せいしちん(安西四鎮) ◎BC. 59年とも。 |
せいうけい |
【晴雨計】 ◇[英]barometer ○[気]⇒きあつけい(気圧計) |
せいうち |
【セイウチ】 【海象】 ◇[露]sivuch ○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)アシカ亜目(Pinnipedia)セ イウチ科(Odobenidae)の海生哺乳類。 北極海の沿岸や氷上に大きな群れをなして生活し、北海道に も回遊してくる。 体長3メートル余、体重は1トンに達する。雌はやや小さい。 皮膚は厚く茶灰色で、幼獣には粗毛があるが、成獣にはほとん どない。頭は丸く、耳介はない。吻(フン)(上唇)の両側に堅いひ げがある。上顎の犬歯は大きく発達し、雌で30センチメートル、 雄では50センチメートルほどの下向きの二本の巨大な牙(キバ) になる。この牙で海底の泥を掘り、貝・エビ・カニなどを捕食 する。尾短く、四肢は鰭(ヒレ)状で、先に爪(ツメ)をもつ。 1腹1子。 「海馬(カイバ)」とも呼ぶ。 参照⇒とど(トド,海馬) ◎二本の牙は「せいくる」,「水象牙(ミズゾウゲ)」と呼ばれ、象牙 の代用品となる。 ◎イヌイット(エスキモー)はセイウチを狩り、生のまま食用に するほか、皮でボートやテントを、牙で生活道具を作る。 肉は美味で、トドは不味といわれる。 同じ大型の海獣のトドとは、牙の有無で簡単に区別ができる。 |
せいうんだん |
【星雲団】 ○[天]⇒ぎんがだん(銀河団) |
せいおう《せいわう》 |
【聖王】 ○(1)聖徳ある王。徳の高い君主。 ○(2)[人]⇒せいめいおう(聖明王) |
せいおうぼ《せいわうぼ》 |
【西王母】 ◇[中]Xiwangmu/Xi Wangmu ○(1)[中国神話]中国で古くから信仰されている仙女(センジョ)。 姓は楊(Yang)、名は回(Hui)。 中国の西方、崑崙山(Kunlunshan)(コンロンザン)または玉山(Yu- shan)に住むといわれる、人面・虎歯・豹尾・蓬髪の女神。 のち、神仙思想の発展とともに不死の薬を持った美人の仙女 とされる。 道教の成立後には東王父(Dongwamfu)と一対の神格とされる。 参照⇒こんろん(崑崙,昆侖)(1) ◎周の穆王(Mu Wang)(ボクオウ)が西に巡狩した時、瑶池(Yaochi) で宴を開き西王母に会い、帰るのを忘れたという。 また、漢の武帝(Wu Di)が長寿を願っていた際、西王母が天 上から降臨して仙桃七顆(Xiantao Qike)を与えたという。 参照⇒ばんとう(バントウ,蟠桃)(2),みちとせのもも(三千年 の桃,三千年之桃) ○(2)[楽]能楽の曲名。作者未詳。脇能物・神物。 西王母が穆王の宮殿に侍女を従え天降(アマクダ)って、不老長 寿の仙桃を贈り、舞を舞って聖代の栄えを祝ったことを脚色。 参照⇒とうぼうさく(東方朔)(2) |
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