ひえ 【ヒエ】 【稗】 ◇[学]Echinochloa utilis、[英]barnyard millet/Japanese millet ○[植][農]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)イヌビエ属(Echi- nochloa)の一年草。 春に蒔(マ)き、秋に収穫する。 茎丈は1〜1.5メートルで、穂は総状で長さ15センチメート ル前後。種実は三角に近い短楕円形で、粒は小さく、色は灰色 のものが多く、黄色・赤褐色・褐色など。 アジア原産で、日本には古くから渡来し、強健でやせ地にも 育ち病虫害に強いため、救荒作物として広く栽培されたが、現 在はほとんど栽培されていない。 種実は食用のほか、家畜・鳥の餌となり、青刈りの茎葉も飼 料とする。 参照⇒ひえまき(稗蒔き) ◎秋の季語。 |