しいちろくじけん 【四・一六事件】 ○[歴]1929. 4.16(昭和 4)治安維持法適用により行われた日本 共産党員大量検挙事件。 前年の三・一五事件でもれた幹部を追跡し、田中義一内閣に よって1道3府16県の全国規模で一斉に行われ、約6百名を検 挙。引き続き市川正一・鍋山貞親・佐野学ら幹部を逮捕。起訴 者は339名。 「よんいちろくじけん(四・一六事件)」とも呼ぶ。 参照⇒むさんしゃしんぶん(無産者新聞),さんいちごじけん (三・一五事件) ◎日本共産党は壊滅的な打撃を受け、以後はセクト主義・極左 主義が台頭した。 |